低気圧で頭痛、夏はずっとだるい。そんな時こそ「卵」です。
最近、急なゲリラ豪雨や気圧の変化が増えています。
「雨が降る前になると頭が痛い」
「低気圧の日は身体がだるい」
「朝から疲れている」
「寝ても疲れが取れない」
さらに夏の終わりになると、暑さによる疲れまで重なって「ずっと調子が悪い」と感じる方も少なくありません。
低気圧による頭痛やだるさには、気圧の変化や自律神経などさまざまな要因が関係しています。
そこに今年のような猛暑が続けば、
- 冷房との大きな温度差
- 寝苦しさによる睡眠不足
- 発汗による水分・電解質の喪失
- 暑さによる食欲低下
なども重なります。
こんなときに意識してほしいのが、
「何を減らすか」より、身体に必要な栄養をちゃんと入れること。
そこでおすすめしたい身近な食材が、卵です。

卵は手軽に栄養を補える「完全栄養食品」
卵は「完全栄養食品」と呼ばれることもあるほど、さまざまな栄養素を含んでいます。
一般的な卵1個には、約6gのタンパク質が含まれます。
しかも、タンパク質を構成する必須アミノ酸をバランスよく含んでいるのも特徴です。
「タンパク質=筋肉」と思われがちですが、タンパク質の役割はそれだけではありません。
筋肉や皮膚など身体の組織をつくるほか、酵素など身体のさまざまな機能に必要な材料になります。また、神経伝達物質の合成にもアミノ酸が利用されます。
卵にはタンパク質以外にも、ビタミンB群、ビタミンA・D・E、鉄、亜鉛などさまざまな栄養素が含まれています。
ただし、卵だけですべての栄養を補えるわけではありません。
特にビタミンCや食物繊維などは十分ではないため、野菜や果物、海藻など他の食品と組み合わせることが大切です。
夏は「食べているつもり」で栄養不足になりやすい
暑い日が続くと、こんな食生活になっていませんか?
朝は食欲がなくてコーヒーだけ。
昼はそうめんや冷やしうどんだけ。
午後はアイスや甘いカフェラテ。
夜も暑いから軽く済ませる。
一見、何かしら食べているように見えます。
しかし内容を見ると、糖質に偏り、タンパク質やビタミン、ミネラルなどが不足しやすい食べ方です。
さらに、
「朝食を抜く」
「長時間何も食べない」
「空腹時に甘いものを食べる」
「そうめんやパンだけで一食を終える」
といった食べ方が続けば、血糖値も大きく変動しやすくなります。
低気圧による頭痛や夏のだるさの原因が、低血糖や栄養不足だけということではありません。
ただ、気圧や暑さの影響ですでに身体がしんどいときに、食事の乱れによる負担まで重ねないことは大切です。
夏バテしているときこそ卵が使いやすい理由
「タンパク質を摂らなくちゃ」と思っても、食欲が落ちているときにステーキや焼肉をたくさん食べるのは大変ですよね。
そこで便利なのが卵です。
焼く、茹でる、スープに入れる、ご飯にのせるなど調理が簡単。
冷蔵庫に常備しやすいので、朝食から一品足すこともできます。
ゆで卵を作り置きしておけば、
「今日はほとんどタンパク質を食べていなかった」
という日の補助にも使いやすくなります。
胃腸が疲れているなら「卵の食べ方」も変える
夏の終わりは、食欲だけでなく胃腸の調子が落ちている方もいます。
そんなときは、「何を食べるか」だけではなく、どう食べるかも工夫してみましょう。
おすすめなのが、
お味噌汁やスープの溶き卵、半熟卵、温泉卵など。
卵のタンパク質は加熱によって構造が変化し、消化酵素が作用しやすくなります。
特に溶き卵のスープなら、水分も一緒に摂れて、食欲がないときでも取り入れやすいでしょう。
体調や胃腸の状態に合わせて、無理なく食べられる調理方法を選んでください。
※妊娠中の方、乳幼児、高齢者、免疫機能が低下している方などは、食中毒予防のため十分に加熱した卵を選びましょう。
夏の疲れを感じる日のおすすめの食べ方
難しい栄養管理をする必要はありません。
基本は、
主食+タンパク質+汁物
と考えると簡単です。
朝食
ご飯+卵入りのお味噌汁
朝食を抜いてコーヒーだけにするより、ご飯でエネルギーを補い、卵からタンパク質を摂ります。
昼食
そうめん+温泉卵+豚しゃぶ+薬味
そうめんだけで終わらせず、卵や豚肉をプラス。
豚肉にはビタミンB1も含まれています。
夕食
鶏肉と野菜のスープ+溶き卵+小さなおにぎり
食欲がない日は、たくさん食べる必要はありません。
温かいスープに卵を溶き、ご飯を少量組み合わせるだけでも食事の内容は変わります。
糖質を抜くのではなく「糖質だけ」にしない
夏の疲れを感じている方に、もう一つ意識してほしいことがあります。
それは、
糖質を極端に抜かないこと。
ご飯などに含まれる糖質は、身体を動かすための重要なエネルギー源です。
問題なのは、「そうめんだけ」「パンだけ」「甘い飲み物だけ」のように、糖質だけで食事を済ませてしまうこと。
ご飯や麺を食べるなら、卵・魚・肉・大豆製品などのタンパク質源や、野菜・海藻なども組み合わせる。
この「組み合わせ」を意識するだけでも、食事の栄養バランスは大きく変わります。
夏の終わりは「減らす」より「回復させる」
夏の終わりになると、
「夏太りしたから食事を減らそう」
と思う方もいるかもしれません。
でも、
低気圧で頭が痛い。
朝から身体がだるい。
食欲がない。
寝ても疲れが取れない。
そんな状態なら、まず考えてほしいのは身体を回復させることです。
気圧や暑さそのものを変えることはできません。
だからこそ、
食事を抜かない。
糖質だけで済ませない。
タンパク質を摂る。
水分やミネラルも補う。
そして、しっかり眠る。
まずはここから。
何を食べたらいいか迷った日は、冷蔵庫にある卵をひとつ。
「ご飯+卵+お味噌汁」くらいのシンプルな食事から、身体に栄養を入れてあげてください。
よくある質問
Q. 低気圧による頭痛はタンパク質不足が原因ですか?
タンパク質不足だけが原因ではありません。低気圧による頭痛には気圧変化や片頭痛、自律神経など複数の要因が関係します。ただし、暑さで食事量が減っている場合はタンパク質を含めた栄養素が不足しやすいため、食事内容を見直すことは大切です。
Q. 卵は1個でどのくらいタンパク質が摂れますか?
大きさによりますが、一般的な卵1個(約50g)で約6g程度のタンパク質を摂ることができます。
Q. 夏バテしているときは、ゆで卵と温泉卵のどちらがおすすめですか?
どちらでも構いません。食欲がないときは、温泉卵や半熟卵、スープに入れた溶き卵など、食べやすい調理方法を選ぶのがおすすめです。衛生面から十分な加熱が必要な方は、しっかり加熱した卵を選びましょう。
Q. 朝ごはんは卵だけでもいいですか?
卵だけにするより、ご飯などの主食や野菜、汁物などを組み合わせるのがおすすめです。たとえば「ご飯+卵入りのお味噌汁」なら忙しい朝にも取り入れやすいでしょう。
Q. 夏バテしているなら糖質は控えた方がいいですか?
極端に抜く必要はありません。糖質は重要なエネルギー源です。「そうめんだけ」のような糖質単品に偏らず、タンパク質や野菜などと組み合わせることを意識しましょう。